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全ロシアミニバレーフェステイバル報告

更新日:2019年11月30日

    「全ロシア・ミニバレーフェステイバル」クラスノヤルスク大会報告記


〔はじめに〕

これまで日本チ-ムが参加して行なわれたロシアにおけるミニバレーの国際大会は、サハリンカップ2回(2006年・2012年)バイカルカップ(2014年)ソチ大会(2017年)そして今回のクラスノヤルスク大会(2019年)は5回目である。ウラジミール大会(2016)も行なわれているが、日本チームの参加はなかった。

どの大会も主催者のミニバレーに対する熱い情熱が伝わる、感動的な大会が開催されてきた。開会式での伝統的な歓迎セレモニー、民族ダンス、表彰式、大会看板、展示などに様々な工夫がされていた。







また、大会に併せたエクスカーションや、記念事業のハプニングは参加した日本選手団を喜ばせ、生涯忘れることの出来ない思い出をプレゼントしてくれた。

2014年冬季オリンピックの開催地ソチ大会では、「サプライズイベント」としてオリンピック記念公園に「セルテイス」の木8本の植樹が用意されていて、全員で植樹し水をやり記念の銘版を建てた。《写真左》




今回のクラスノヤルスク大会では、日本とロシアの「ミニバレーの固い絆」を象徴するかのような大きな鍵が用意されていて、クラスノヤルスクダム記念公園のフェンスのフレームに取り付けた。鍵には上部に“MINIVOLLEY”右下に「JAPAN」左下に「RUSSIA」と刻字されていた。


                   (絆の鍵を見つめる左タチアナ、ガリーナと)

   

ロシアにおける大会では、大学や、スポーツ省、教育省などの後援があるため「大会」と「セミナー・研究発表」が併設されていて今回も例外ではなかった。

残念なことに今回は飛行機の遅延のため予定が1日繰り下がったため、タイトな日程になり、30日予定されていた「科学技術振興会議」が31日に延期されたため、大会と重なり、また、当初参加を予定していた人が欠席となり、主催者には大変残念がられた。

また今大会の開催にあたり、「ロシアはもとより世界青少年スポーツ文化大会」等を通してミニバレーの国際普及に尽力された、ナイダノフ・バイル、ボルパチンスカヤ・ガリーナ、バダニナ・タチアナ氏に「国際功労者章」の賞状とエムブレムを贈呈した。

〔大会概要〕

*日  時 日本チームの日程 令和元年(2019)8月28日(水)~9月3日(火)6泊7日

*組 織 者 全ロシアミニバレー連盟/レシェトネバ記念シベリア科学技術大学

クラスノヤルスク市体育スポーツ局/クラスノヤルスク州ミニバレー連盟


*参 加 者 (一社)全日本ミニバレー協会  会  長   (大樹町) 小 島  秀 俊

      同   上           事務局次長 (音更町)  小 椋  淳 子

同   上  調査研究アドヴァイザー(稚内北星学園大学准教授)

教育学博士 (稚内市) 侘 美 俊 輔

(選手団) 小島洋子(大樹町)・坂本勝昭・小松克博・村橋正明・三浦巧

柴田洋子(音更町)・佐藤百合子・澤田菊代(以上音更町)

*日  程

⑴「全ロシア・ミニバレーフェステイバル」参加 8月31日・9月1日(2日間)

⑵ 「科学技術振興会議」会議への参加と発表《クラスノヤルスクセミナー》 8月31日

⑶ ミニバレーマスタークラスの開催(ロシア側参加者)          8月31日

⑷ ミニバレー審判講習会の開催(フェステイバル参加者)          9月 1日

⑸ 行政関係機関・研究所等表敬訪問(シベリア科学技術大学長表敬訪問)   9月 2日

⑹ エクスカーション(クラスノヤルスク市内・クラスノヤルスク発電所)     9月 2日

⑺ テレビ生出演 シベリア・エニセイテレビ 7:45~7:58    9月 2日


*表敬訪問シベリア科学技術大学長アクプラトフ,エダム、シュクサエヴィッチ9月 2日


*開 会 式 小島会長挨拶 シベリア州代表、クラスノヤルスク市スポーツ局代表、大会ス ポンサーに記念品贈呈。


*閉 会 式 大会を主催したロシアミニバレー協会会長ボルパチンスカヤ・ガリーナ氏、バ

ダニナタチアナ氏に「国際功労者章」の賞状とエンブレムを贈る。


*国際組織についての話し合い 小島、侘美、バイルの3名で。 バイル氏1日モスクワ

に帰る。日程が変更になったためり話し合いの時間が十分とれなくて残念。


*大会の模様

 種  目 ➀子供12歳以下②身障者 ③混合160未満、④160以上⑤ 女性200 ⑥200未満   ⑥200以上 ⑦男性200未満、⑧200以上


*日本チームエントリー  男子 ⑧200以上《サムライ》 成績 全勝優勝   

女子 ⑥200以上 《さくら》 成績 全勝優勝


*大会の参加者 日本、ロシア・シベリヤ地方、サハ共和国、サハリン州、クラスノダール 地方(ソチ)イルクーツク等から56チーム 約300名が参加。


*バイル氏との国際組織の創設についての話し合い(8月31日イビスホテル/ロビーで

  1.バイル氏談 要点

   1.ロシアでは国際組織がないとスポーツ団体として認められない

    ・政府から補助金がもらえない

    ・スポンサーがつく  ・大きな大会の開催が可能になる(世界大会など)

    ・ジャパンカップに参加しても代表チームとして評価されない。

    ・肩身が狭い、(真に認められ、評価されるチームに、ロシア代表として)

   2.ロシア大会には日本側は高齢者しか参加せず、若者たちの交流が見られなく残

念。

   3.3年後のミニバレー誕生50周年記念の前年までに国際組織を立ち上げ、50周年

の記念大会を世界大会として、小島会長のもとで開催して欲しい

  

  2.国際組織の創設

   ○日本の立場

・今のメンバーで頑張る。(一社全日本ミニバレー協会が中心に)

    ・ワーキンググループを立ち上げ議論を深める。

    ・ロシア主導で進めるのも一案かとも思う。(早道か)

    ・ロシア通の政治家の力を借りることも必要。(顧問の鈴木宗男参議院議員など)

    ・ミニバレーに精通している通訳(靍田さん)を同席させ協議すること必要。

   

○4韓国慶尚南道ミニバレー連盟の意見

    ・2019年7月12日札幌市ホテルニューオオタニインで、一般社団法人全日本ミニバ

     レー協会、小島秀俊会長、佐藤勝美副会長と、韓国慶尚南道ミニバレー連盟キ

     ム・ジョムス会長、ホン・ヨンゴン副会長パク・ギホ事務局長がHIECC調整課長

     金子徳之、協会通訳協力員朴仁哲《通訳》を立会人として話し合いが行なわれ、

     韓国も国際組織の立ち上げに賛同し、9月訪ロに際しロシアとの協議について全

     面的に一任する旨を確認した。

    ・特に韓国のキム・ジョムス会長は、文書確認も大切だが、何事も行動で示して行

     くことを大切にしようとの希望を述べた。通訳は旅行社ガイド(通訳)チョ・テ

     ィクが行なった。



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